1999年4月7日

エントラストジャパン株式会社、
株式会社 東洋情報システムがEntrust/PKITM
ディレクトリ・サービスi500の製品販売で業務提携

エントラストジャパン株式会社(東京都三鷹市、代表取締役社長:田尾陽一)は、米国エントラストテクノロジ社のEntrust/PKI製品に関して、株式会社 東洋情報システム(東京都央区日本橋、代表取締役社長:船木隆夫)と、同社が扱う英ICL社のディレクトリ・サービス製品「ICL i500」の販売において業務提携を行なうことを、本日、発表しました。

Entrust/PKIは、公開鍵暗号やデジタル署名サービスに必要となる総合システム基盤、PKI(Public Key Infrastructure:公開鍵インフラ)を提供するソフトウェア製品です。Entrust/PKIが導入された環境では、ユーザーは固有の鍵と証明書を持ちます。ユーザーの鍵と証明書の管理を正確かつ合理的に行なうことにより、企業は信頼性の高いネットワーク環境の構築と維持を行なうことができます。さらに、様々なアプリケーション上で、暗号やデジタル署名サービスを利用することができます。

効果的なEntrust/PKI構築におけるビジネス要求は数多くありますが、アプリケーションにおいて、暗号化やデジタル署名ができなけば、PKIの価値はありません。PKIの導入において最も大切なことは、ユーザーが暗号やデジタル署名サービスを利用する際に、鍵や証明書の管理についての理解がなくとも利用できるという“使いやすさ”です。鍵や証明書の管理には様々なサービスがあります。例えば、公開鍵証明書の発行、取り消し、リポジトリ(保管庫)、キーのバックアップと復元、デジタル署名の否認防止機能、キーペアと証明書の自動更新、キー履歴の管理、相互認証のサポートおよびクライアント側ソフトウェアの安全性と一貫性かつ信頼性の高い手法で互換性を保持することなどがあり、企業はこれらのサービスを円滑に運用していくことでPKIに対する投資効果を最大限に得ることができます。

東洋情報システムが販売するi500は、LDAP(Lightweight Directory Access Protocol)をサポートし、ISO ITU-T X.500およびX.509準拠のエンタープライズ・ディレクトリ・サービス製品です。ディレクトリ・サービスは一般にネットワーク・リソース管理を中心に多く利用されていますが、ECのセキュリティで使用される公開鍵インフラ(PKI)においても必須のサービスです。PKIではユーザー1人に対し、公開鍵と秘密鍵を発行することになりますが、公開鍵は信頼のある第三者機関から取得できるような形を取らなくてはいけません。そこで、この公開鍵のリポジトリ(保管庫)となるのが、ディレクトリ・サービスとなります。このようにPKIでは鍵を安全に格納するディレクトリ・サービスは大切な役割を担っています。

Entrust/PKIならびにi500は、いずれも世界標準のX.509(電子証明書)に準拠しており、各々の分野では、最も優れた評価を得ている製品です。Entrust/PKIとi500ディレクトリ・サービスを組み合わることにより、公開鍵インフラにおける秀逸な運用管理ならびにセキュリティの実現が可能となり、企業の生産性向上に貢献します。

米国エントラストテクノロジ社とi500の開発元である英国ICL社は、グローバル・パートナーシップの関係を結んでおり、それぞれの分野における実績と開発力を生かしています。Entrust/PKIとi500の組み合わせは、すでに欧米では数多くの導入実績があります。導入例として、カナダの大手銀行であるスコシヤ銀行(The Bank Of Nova Scotia)は、Entrust/PKIとi500を組み合わせたインターネット上でのオンライン・バンキング/ブローカレッジのフルサービスを顧客に提供しています。このサービスは従来の店舗来店型以外に加えて新しい顧客層を開拓し、新規のオンライン顧客はすでに75,000人を突破し、加入者は毎月増加しているとのことです。

株式会社 東洋情報システムの在賀良助 専務取締役は、「これからの電子商取引の時代に先駆け、通信されるメッセージの送受信から、そのコンテンツに至るまでのレベルでセキュリティを万全にし、i500とEntrust/PKIの組み合わせにより、欧米に負けないような成功事例を国内で作りあげていきたいと考えている。」と話しています。また、エントラストジャパン株式会社の田尾陽一代表取締役社長は、「PKIの世界で切っても切れない縁であるPKIとディレクトリ・サービスの関係をビジネス・パートナの形でそれぞれの専門性をもった会社が受けもち、それにより、相乗効果が企業間で生まれるという理想的な関係作りを目指したい。」と語っています。


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